リノベーションをする際の流れとは？リノベーション業者の見つけ方

古い住宅にお住まいの方や、「中古物件を購入したけど、間取りを生活同線に合わせたい」と考えている方は少なくありません。リノベーションを行うことで、自分のライフスタイルに合った住宅に生まれ変わらせることができます。

この記事では、リノベーションするにあたって、どのような流れになるのかをご紹介します。リノベーションを行う際の業者の探し方も併せて紹介するので、この記事を参考にしてみてください。

1.リノベーションをする前に

リノベーションを行う時は、思い立ってすぐに業者に依頼するのではなく、まずはどういった生活をしたいのかをはっきりさせる必要があります。リノベーションを考えている方の多くは、頭の中にふわっとしたイメージで動いています。その状態のままでリノベーションを行ってしまうと、改築後にまた不満が生まれる原因にもなります。そのため、まずは頭の中に思い浮かべる生活スタイルや、間取りなどを文字に起こすなどして明確化していきましょう。

イメージをしっかり持つことによって、リノベーションをしたときに何を重視したいのかがはっきりしていきます。また、家族で住んでいる方は、家族全員の意見をしっかりまとめる必要があります。まとめた上で、次は完成イメージを業者に伝える準備を行います。人に正確に説明するのは難しいところもあるので、イラストなどで分かりやすく描いて置くことをおすすめします。このとき、参考にできる写真なども準備しておくことで、より明確にイメージしやすくなります。

2.リノベーションの流れ

ここではリノベーションを行うまでの流れを紹介します。業者によっては異なる部分もありますが、基本的な流れは変わらないので参考にしてみてください。

2-1.ヒアリングとプランニング

まずはリノベーション業者に相談をしに行きます。ヒアリングでまずは希望の間取りや現在の住宅の間取りなどを伝えていきます。この時に希望を事細かに伝え、実際に理想通りに作ってもらえるのかを聞くことが大切です。

このときに実現できないのであれば、次の業者を探すか妥協した改築を考えなければなりません。業者で良ければ次は実際のプラン作成と、予算を決めるプランニングの段階に入ります。このときに理想の家づくりを踏まえた、予算内のプランを作成していきます。

2-2.プレゼンと契約

住宅に使う壁紙や材料、その他のプランなどを決めていき、納得がいくようであれば契約となります。多くの場合がこの段階で清算を行います。

2-3.施工

リノベーションの範囲が広ければ、住宅の解体工事を行います。解体しておよそ6ヶ月程度で工事をして完了となります。この間には、住宅の完成に向けて基礎をはり、耐震工事や断熱材の導入などを行います。

2-4.引き渡しとアフターサービス

施工が完了したら引き渡しになります。引き渡しが無事に完了したら、業者ごとに受けられるアフターサービスを得ることができます。アフターサービスにはさまざまあり、不具合の調整などを行います。

3.業者を依頼する際の注意点

リノベーション業者に依頼する際、何よりも見積りに注意が必要です。基本的に見積書で見なければならないのは以下の通りです。

1.日付・押印・有効期限

2.見積書一式の内訳

3.施工全体にかかる金額の割合

業者に依頼する際は、必ず見積書に記されている日付・押印・有効期限を確認してください。ビジネスとして当然の部分でもありますが、万が一不足したまま受け取ってしまうと、基本的にはこちらの非となってしまうことがあります。有効期限においても、見積書の有効期限だけではなく、キャンペーンの有効期限もしっかり確認しておきましょう。有効期限が切れると、材料費などの変動が起こると高くなる可能性もあります。

また、見積書一式についても確認をしてください。もし見積書に「一式」しか記載されていなかった場合、細かい内訳を把握することができません。なぜ金額が高くなっているのかなども、しっかり確認できないため悪徳業者の可能性もあります。

特に数量や単価なども記載されていない場合は、違う業者に見積を出してもらう方が良いでしょう。また、見積を安く書かれている場合は、契約時に金額が高くなる可能性もあるので注意してください。さらに、施工全体にかかる金額の割合についても計算しておきましょう。このときに確認する割合は「諸経費」の部分になります。経費には業者が住宅に来るための交通費や、運搬費、現場監督費、粗利益などが含まれます。

この金額は施工の8％～22％程度が相場となっています。諸経費が低すぎると、他の内訳に含まれていることもあるので、損をしないためにも細かく確認するようにしてください。