リノベーションコラム

リノベーションか建て替えか?悩む人が多い問題に解答いたします!

リノベーションか建て替えか。資金面や機能面で比較検討したい方はたくさんいらっしゃいます。一生に一度の買い物である自宅購入と比較しても、人生の中で大きな買い物になることでしょう。そこで今回の記事では、リノベーションと建て替えについていくつかの観点から比較検討しおすすめの方法を解説いたします。この記事を最後まで読むと、本当に自分にあった修繕方法が分かるので是非最後までご覧ください。

 

1.  リノベーションと建て替えの比較

リノベーションと建て替えではどのようなことが異なってくるのでしょうか。リノベーションはリフォームの一種であり家の改修を行い、建て替えは文字通り家屋をほぼ全て変えることを意味します。

 

この項目では、上記についての意味を押さえながら各方法について比較し解説します。

 

1-1. コスト面

リノベーションは改修する箇所によって単価が変わってきます。内装設備全般のリノベーションともなると部分改修とは異なり、単価も高くなりそうです。平均相場は大体800万円程度からとなっており、建て替えと比べるとかなり低く抑えることができるでしょう。

一方建て替えには様々な費用が発生し、リノベーションよりもより高いコストを支払うことになります。例えば、解体費用、設計費用、仮住まいのための費用などが家を建て替える他に掛ってくる費用です。

 

建て替えは自分の土地の上に住宅を建てることになるので、注文住宅を建設する流れとほとんど同じになります。注文住宅はローコスト住宅が1,000万円台からあり、こだわればこだわるほど、費用は高くなります。全ての費用を入れて最低でも1,500万円程度を見積もっておくとよいでしょう。

 

リノベーションと建て替えを比較すると大体2倍程度の費用差があるということが分かります。

 

1-2. 機能面

リノベーションをする場合、元々あった素材を活かして活用することがほとんどのため、設備の機能面を強化することができます。一方、建て替えになると一度土地をまっさらな状態に戻すため、地盤などの補強を行うこともできます。リノベーションは愛着のある家に対して、より機能的で過ごしやすい機能を付加でき、建て替えでは、全てを一新することができると考えていいです。

 

1-3. 工期について

リノベーションの工期は最大でも4か月程度、規模によっては着工から1か月から2か月程度で入居が可能となる場合があります。フルリノベーションとなると工期も長くなり、仮住まいの費用も掛かってきます。建て替えは新築を建てるのと同じだけの工期をみておくといいでしょう。最短でも6か月程度はかかることもあるので、リノベーションと比べると長い仮住まい生活を余儀なくされてしまいます。

 

2.  リノベーションのコストが安い理由について

建て替えとリノベーションでは2倍程度の開きが出てきてしまうということが費用面の解説で分かりました。では、何故リノベーションのコストはリーズナブルになっているのでしょうか。その理由についてこの項目では詳しく解説します。

 

2-1.  全てを一新するのではなく使えるものは使う

一度撤去してから建て替えるのではなく、使用できるものは全てしようするのがリノベーションです。内装を全て一新する場合にでも、外壁や塗装はそのままになっており、地盤もそのまま利用します。工事の基礎となる部分は全て使える状態になっていることから、余計な工賃がかからず、工期も短くなります。

 

2-2. 工期が短い

工期が短いことによって、フルリノベーションにおける仮住まいでの生活も少なくなくなります。また、職人の方々の拘束期間も短くなることで、施工会社が支払う費用も安くなります。工期が短くなることで、諸々の経費も安く済み、結果的に全体のコスト削減につながるということです。

 

2-3.  大規模改修ではなく部分的なリノベーションを行える

大規模改修を行う場合の相場平均は800万円からです。しかし、部分的にリノベーションを行うことができるのも特徴です。部分的な改修作業は、仮住まいへの転居もなく、自宅に住みながら施工完了を待つことができます。

 

3.  リノベーションか建て替えかに迷ったら

費用は潤沢に用意できていて、リノベーションか建て替えかについて迷っている場合の対処法は何があるのでしょうか。最後の項目では、迷いを持っている方向けにおすすめの解決方法をご紹介します。

 

3-1.  まず専門家の判断に任せるのがおすすめ

家の状態を完全に把握できる方は少ないため、迷いが生じている場合には、専門家の判断を仰ぐとよいでしょう。家の状態からリノベーションが良いのか、建て替えが良いのかという判断をプロが総合的に判断することで、自分たちの判断材料となります。この判断をホームインスペクションと呼び5万円から10万円の間で、目視確認、機材での詳細な確認を受けることができます。

 

3-2.  どちらでも良く家に愛着があるならリノベーション

専門家の判断を仰ぎながら、どちらでも良く、家に愛着があるのであれば、断然リノベーションをおすすめします。元の住宅の形を維持したまま懐かしさを残しつつ、付加価値をつけていくことができるためです。建て替えであれば、愛着のある姿形からはかなり様変わりしてしまうといった点があり、物件によっては再現が不可能な場合もあります。

 

3-3. 資産価値を保全する意味合いもあります

古い古民家や歴史的価値のある物件であれば、リノベーションをすることで資産価値を保全することもできます。歴史を持つ家などは周りの景観の観点からも目に見えない価値というものを備えています。そのような物件を取り壊すのは忍びないという方も多くいらっしゃると思います。こういった場合には、リノベーションによって内装だけを変えることで、姿形はそのままに居住性を高めることをおすすめします。

 

4. まとめ

建て替えかリノベーションかの選択は非常に多くの方にとって悩まれる問題です。コスト面を考えるとリノベーションがいいのではないかと思う方も多いです。しかし、リノベーションの強みはそこだけではなく、愛着のある家をそのままにするという最大の特徴があります。

 

専門家の判断を仰ぎながらしっかりとした計画のもと、大切な家を保全できることができたら幸いです。

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